勃起力が低下する「4つの原因」と「5つの対策」EDを防ぐ方法で改善しよう

夜の生活において満足に勃起できないと、男性としての自信が失われてしまいます。

とくに年齢を重ねるにつれて、男性の勃起力は低下してしまいます。

「年齢のせいだ」と割り切ることもできますが、そのまま放置しておくとED(勃起不全)となることも考えられます。

EDになってしまうと、パートナーとの性関係に亀裂が入る可能性が高くなります。

この記事では、勃起力が低下する原因について解説し、勃起力改善やEDを防ぐために、効果的な対策などを解説します。

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勃起力とは?勃起力の低下はEDの兆候?

疑問だらけの男性

勃起とは、性的興奮が高まったことをきっかけとして、陰茎の海綿体に血液が流れることにより大きく硬くなるという生理現象です。

普段の勃起していない状態でも海綿体には血液が流れています。

しかし、平滑筋という筋肉の収縮により、海綿体に流れる血液量が普段は制限されています。

勃起のメカニズム
  1. 性的興奮や性的刺激を受ける
  2. 勃起するよう脳から陰茎へ命令が送られる
  3. 海綿体に送られる血液量を制御していた平滑筋が緩む
  4. 多量の血液が陰茎へと一気に流れ込む
  5. 陰茎が膨張して硬くなる(勃起)

勃起力の低下は、EDの前兆として考えられます。

性的興奮があるのに満足に勃起できないということは、陰茎への血流の低下や海綿体や平滑筋などの性機能不全が疑われるからです。

「最近何だか勃起力が落ちてきたな」と感じる人は、EDになる前に、対策することが求められます。

勃起力が低下する4つの原因

疑問を浮かべる男性

勃起力の低下はEDの初期症状の可能性があります。

早めに勃起力が低下した原因を追求して対策することが大切になります。

勃起力が低下する4つの原因を紹介します。

疲労

倦怠感、疲労感を感じる中年男性

疲労の蓄積は、勃起力低下の原因の一つです。

気持ちでは興奮していても、身体に疲労が溜まっていてはエネルギー不足となり、十分に勃起することは難しくなります。

また、年齢を重ねるごとに体力が低下していくのと同様に疲労も溜まりやすくなります。

「疲れたらしっかりと休息をとる」など、疲労を溜め込みすぎないように意識することが大切です。

精神的な要因

悩んで体育座りする男性

精神的な要因も、勃起力の低下を引き起こす原因となります。

精神的な要因は、本人が自覚できる現実的要因と、本人では自覚しにくい深層的要因にわけられます。

現実的要因
  • 仕事によるストレス
  • 子作りに対してのプレッシャー
  • 生活や将来への不安
深層的要因
  • 性的なトラウマ
  • 容姿などのコンプレックス
  • 幼少期の体験・経験

心の中に潜む様々な要因が、勃起力の低下やEDを引き起こす原因になり得ます。

やっかいなのは、深層的要因は自分でも自覚することが難しく、解決するために長期間を要することがある点です。

同じ境遇の人と話をしたり、成功体験でトラウマを消して自信を付けたりする必要があります。

生活習慣の乱れ

喫煙と飲酒するサラリーマン男性

血行を悪くするような生活習慣の乱れも、勃起力を低下させる原因になります。

生活習慣の乱れの主な原因となるのは「偏った食生活」「運動不足」です。

偏った食生活と運動不足は、肥満や糖尿病などの生活習慣病を引き起こす最大の理由と言われています。

勃起力へも影響するため注意が必要です。

健康を促進してくれるのと同じように、しっかりと栄養を摂取し、適度に運動することが、勃起力の向上へと繋がります。

また、「喫煙」「過度の飲酒」も生活習慣を乱す要因として捉えるべきでしょう。

タバコに含まれるニコチンには血管を収縮させる作用があり、陰茎への血流を悪くする原因となります。

過度のアルコールの摂取は神経伝達を妨げる作用があるので、興奮による脳からの信号が陰茎へうまく伝わらなくなることが考えられます。

オナニーのしすぎ

オナニーする男性

オナニーのしすぎによって精巣に精液が溜まらず、セックスの時に勃起力が低下する原因になります。

男性機能を正常に保つためにオナニーをすることは大切です。

しかし、精液が十分に溜まっていないとセックスの本番の時に勃起しにくくなってしまうのです。

また、オナニーの刺激が強すぎると感度が下がってしまいます。

感度の低下によって、性的刺激が足りなくなり、勃起しにくくなってしまいます。

勃起力が低下した時に試す「5つの対策」で勃起力を改善

ハンドパワーを送る男性

勃起力が低下する原因を取り除くことが、勃起力を向上させる対策となります。

「勃起力が低下して悩んでいる」という人でも、ほんの少しの努力で勃起力を改善できます。

それでは、勃起力を改善させるためにどのような対策をすればいいのか、具体的な対策法を5つ解説します。

ストレス解消(ストレス発散)

爽やかな2人の男性が向き合ってランニング運動する様子

まず一つ目は、ストレスの解消です。

普段の生活で溜め込んだストレスを解消してあげましょう。

適度な運動は、気分のリフレッシュやストレス解消の効果に期待できるので、ウォーキングやストレッチがオススメです。

また、ただソファーに座るなど何もせずにリラックスするだけでも、ストレス解消に効果があります。

時間に余裕がある休日には、昼寝をしてたくさん睡眠をとるのもいいでしょう。

他にも好きな音楽を聞いたり、好きな映画を見たりといったことも効果的です。

人によってストレスの発散方法は違いますので、好きなストレス発散方法でOKです。

生活習慣の改善

健康的なオーガニック食材・料理

生活習慣を見直して改善することも、対策の一つとして挙げられます。

バランスの良い食生活を心がけ、適度な運動習慣を取り入れるなどして、生活習慣を改善していきましょう。

また、喫煙や飲酒の習慣がある方も、量や頻度を減らすなどして改善していくことを目指します。

急にタバコやお酒をやめると逆にストレスに繋がり逆効果になってしまいます。

なので、徐々にタバコの本数やアルコールの量を減らしていくのが良いです。

チントレ

スクワットする男性

チントレによって、肛門付近にあるPC筋を鍛えることも効果的です。

PC筋とは、排尿時に尿を止める筋肉で、勃起時には海綿体に血液を流し込むポンプの役割をしています。

PC筋を鍛えることにより、陰茎にスムーズに血液を流せるようになるので、勃起力の向上に期待できます。

具体的なチントレ法としては、肛門をギュッと引き締めたり緩めたりする動作を繰り返すだけで、PC筋を鍛えることができます。

5秒間引き締めて、5秒間緩めるという運動を交互に10回ほど行います。

他にも、スクワットがPC筋を鍛えるチントレとして有名です。

運動の習慣がないという人も、スクワットを習慣に取り入れるだけでも勃起力の改善に期待できます。

オナニーの頻度を減らす

減少するグラフ

オナニーの頻度や回数を減らすことも、勃起力の向上に繋がります。

毎日オナニーしてる人なら、2日に1回、3日に1回にするなど頻度を減らしてあげます。

しかし、過度な禁欲によって精子を作りにくい身体になってしまい逆効果になります。

週に1度はオナニーによって精子を出しておく方が良いです。

サプリメントで勃起力を改善する

精力剤サプリメント

バランスの良い食生活がどうしても難しいようなら、精力剤などのサプリメントを使用することで、手軽に勃起力を改善させることが出来ます。

アルギニンやシトルリン、亜鉛などの成分が勃起力の向上に効果があります。

そのため、精力剤を選ぶ時はアルギニンやシトルリンの成分が含まれているサプリメントを摂取すると勃起力の向上に効果が高いです。

また、サプリメントには吸収を高めてくれるビタミン類も一緒に配合されているので、日々の健康維持も見込めます。

ただし、サプリメントを摂取したその日に効果が現れるわけではありません。

サプリメントを摂取し続けることにより効果が徐々に現れてきます。

最低でも1ヶ月〜3ヶ月以上は摂取し続けると効果が現れます。

【補足】勃起障害(ED)が疑われる時は医師に相談するべき

聴診器で診療中のベテラン男性医師

勃起障害(ED)が疑われる時は、早めに医師に相談すべきです。

なぜなら、EDは全身疾患の前兆の可能性があり、ED治療をきっかけに高血圧や糖尿病などが見つかるかもしれないからです。

高血圧や糖尿病などの疾患があれば、EDよりも優先して治療していくべきです。

自分なりに対策しているもののなかなか勃起力が改善されないという方は、一度泌尿器科の医師に相談し、専門的なアドバイスを受けることをオススメします。

まとめ

今回は、勃起力が低下する原因や、改善するための対策についてご紹介しました。

勃起力の低下は男性にとってかなりデリケートな問題です。

なかなか人には相談しにくい悩みのため、当記事が助けになれば幸いです。

しかし、勃起力は自分の努力次第で改善できる問題です。

年齢のせいだと諦めずに、対策方法を試して下さい。

また、勃起力の低下は、他の生活習慣病などになりかけている信号である可能性もあります。

勃起力の低下は、生活習慣などを見直すいい機会になります。

自分の中の原因を探りながら、改善していこうとする意識が自身の健康維持にも繋がります。

精力剤と合わせて食生活の改善や筋トレなどをすると効果バツグンです。

勃起力の向上と健康維持を目指していきましょう。

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