シアリスの副作用について解説!主な症状と服用時の注意点など

シアリスはED治療薬の中でも非常に高い人気を誇り、全世界でのシェアはNo.1を誇ります。

多くのEDに悩む人に愛用される実績を持つシアリスですが、医薬品です。

なので、副作用については充分な理解を持った上で使用する必要があります。

そこでこの記事では、シアリスの主な副作用の症状と、服用にあたっての注意点を解説します。

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シアリスとは?

シアリスは、3種類あるED治療薬(勃起薬)の中でも、バイアグラ、レビトラに続いて最後に誕生したED治療薬(勃起薬)です。

日本では2007年に厚生労働省の認可を受け、発売が開始されました。

シアリスは薬剤名であり、有効成分の名称はタダラフィルといいます。

シアリスはバイアグラレビトラとは大きく異なる特徴を持ちます。

効き始めまでの時間 30分~4時間
作用の持続時間 20時間~36時間

効き始めまでの時間が30分~4時間と長い反面、作用の持続時間が最大36時間と非常に長いことです。

他のED治療薬はセックスする時間帯から逆算して服用のタイミングを決める必要がありましたが、シアリスは予め飲んでおけば充分効果が持続するため、非常に使い勝手がよく、海外では週末の休日に合わせて服用することから「ウィークエンドピル」と呼ばれます。

また、シアリスはガチガチに勃起するというよりは、自然な勃起をサポートしてくれるマイルドな使用感も特徴のひとつです。

効き目がマイルドな分、副作用も他の2つのED治療薬よりは穏やかですが、全く副作用が無いわけではありません。

シアリスの副作用

薬の副作用のイラスト

先述の通り、シアリスは副作用が比較的表れづらく、バイアグラとレビトラは服用者の5割程度に何らかの副作用が見られるのに対し、シアリスでは3割程度と言われています。

どの様な症状があるのか、詳しく見ていきましょう。

筋痛・背部痛

シアリスに固有の副作用として、筋肉痛が挙げられます。

特に身体の背面に表れやすく、これはバイアグラとレビトラには無い副作用です。

ただし発症率は低く、症状も軽度なものなのでそれほど気にする必要はありません。

消化不良

シアリスの副作用として消化不良があります。

こちらも症状は軽度なものがほとんどですが発症率においてはバイアグラとレビトラよりも多い傾向にあるため、気になる場合には整腸剤を併用してもOKです。

胸焼け

シアリスは陰茎海綿体の平滑筋を弛緩させることで勃起を促す薬ですが、稀に胃や食道周辺の平滑筋にまで効果が及んでしまう場合があります。

すると平滑筋によっておさえられていた胃酸が逆流し、胸焼けの症状が表れてしまいます。

対処法としては、ガスターやタケプロンといった胃酸を抑える薬を併用する方法があります。

鼻詰まり

シアリスの副作用の中には、鼻詰まりもあります。

鼻詰まりはED治療薬全般に共通する副作用で、鼻部分の毛細血管が拡張されることで、鼻腔内の粘膜が膨らみ、空気の通り道がふさがってしまうことによります。

ただし、シアリスは3種類あるED治療薬の中でも、鼻詰まりが特に起こりづらいとされています。

もしシアリスでも鼻詰まりの症状が表れてしまうようでしたら、薬の摂取量を減らしてみてください。

その他、血管拡張作用に準じるもの(頭痛、ほてり等)

軽い頭痛や顔のほてり、潮紅や目の充血など、っ血管拡張作用によって引き起こされる副作用に関してはバイアグラ、レビトラと共通です。

シアリスはこれらの副作用は表れづらいとされており、症状も軽度なのでそれほど気にする必要はないでしょう。

頭痛だけは我慢できないくらい症状がはっきりと現れる場合には、頭痛薬を併用することで解消することができます。

【注意】勃起が長時間続くと機能喪失につながるリスクがある

シアリスの副作用として、極稀にペニスが勃起したままの状態になってしまうというものがあります。

この状態が長時間続くとペニスの機能が失われてしまうリスクがありますので、服用後4時間以上勃起が続くようでしたら、速やかに医療機関を受診してください。

シアリス服用時の注意点

注意看板のイラスト

ここからはシアリスを安全かつ正しく服用するための注意点を解説していきます。

基本的には処方時の医師の指導とシアリスに添付される注意書きの内容を遵守しつつ、参考にしてみてください。

性行為直前ではなく、2~3時間前の服用を心がける

シアリスは効果がゆっくりと表れ、長時間持続するのが特徴のED治療薬です。

そのため、効き始めまでの時間も30~長い人では4時間とかなり幅があります。

セックスの時に充分な効果を得るために、遅くても2~3時間程度前には服用をしておきましょう。

もちろん、体質によってそれでも効き始めないという方は、さらに余裕を持って服用してください。

過度の飲酒時に服用しない

シアリスはバイアグラやレビトラよりもアルコールの影響を受けづらいとされますが、酩酊状態になってしまうと薬が効く・効かない以前に、ペニスが正常に勃起しなくなってしまうことがあります。

そのため、セックスを控えている時はお酒はほどほどにすることが重要です。

しかし、シアリスには血管拡張作用によって血の巡りを良くする効果があるため、平常時よりもお酒がまわりやすくなってしまうという特徴があります。

そのため、普段であれば問題無い量でも、シアリスと併用したせいで泥酔してしまうというケースもあり得るのです。

以上の様な理由から、シアリスを服用した日はお酒はなるべく飲まないようにし、飲むとしても普段より量を抑えるようにしてください。

なお、食事についてもシアリスはED治療薬の中で最も影響が小さくなっているため、暴飲暴食を避ければ食事についてはあまり神経質になる必要はありません。

また、作用時間が長いため、空腹時に先に飲んでおくということもできるため、食事の心配はあまり必要ないといえるでしょう。

グレープフルーツ(ジュース)と一緒に服用しない

シアリスはグレープフルーツと一緒に服用すると、規定量を守っていたとしても効果が強く出すぎてしまうというリスクがあります。

これはグレープフルーツに含まれるフラノクマリンという成分が、体内で薬剤の分解を阻害するためです。

グレープフルーツとの併用は3種のED治療薬全てで避ける必要があるものですが、特にシアリスは、元々薬剤の吸収効率が小さいため、フラノクマリンによって吸収されてしまう成分量の伸びしろが大きく、過剰摂取による副作用などが表れやすいため、注意が必要です。

フラノクマリンの作用は最大で24時間持続するため、余裕をもって服用の2日前からグレープフルーツは摂取しないようにしましょう。

併用禁忌薬(一緒に飲んではいけないもの)に注意

シアリスには飲み合わせが悪いため、一緒に服用してはいけない併用禁忌薬があります。

具体的には、硝酸剤や慢性血栓塞栓性肺高血圧症治療薬が該当します。

製剤名は発売元によって異なるため、服用している薬がある場合は必ず医師に申告し、併用禁忌薬でないかの判断を仰ぐようにしてください。

用法用量・処方時の注意をよく守る

最後に、ここで紹介した注意点以外にも、体質や普段飲んでいる薬、持病などによって注意すべきことがあるかもしれません。

処方時の医師の注意と用法用量を守り、適切に服用するようにしてください。

まとめ

シアリスの副作用と注意点について解説しました。

シアリスは効果が長時間続くことから扱いやすく、世界シェアNo.1のED治療薬です。

しかし、服用にあたっては副作用に気をつけ、適切に使用する必要があります。

トラブルを避けるためにも、この記事で解説した内容を参考にしてみてください。

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